昔の私を想う

今日は遠路遥々、結婚前の同期が遊びに来てくれた
暑いのが苦手な彼女
観光は一切せず、ひたすら我が家で過ごす


時間があったので
郷土料理の押し寿司を作る
お盆の時は一升用の型を使ったが
今回は私専用の手軽な小さい型で
完成した寿司は全て手土産として持たせた



お昼
彼女と一緒に行った陶器市で買ったお皿も登場!

更年期なのか夏バテなのか
食欲のない彼女が食べたのは
冷たい素麺の椀と酢漬けの長い皿、ナス田楽、かぼちゃサラダだけ
全てペロリと平らげる私の食欲の方が異常なのか?



昔のアルバムのいろいろも見てもらったが
どの写真の私も笑っていない
そう、苦痛でしかない結婚生活だった
若い時をもっと謳歌できても良かったはずなのに
家柄とか、風習とか、地域性
いろんなことに適応できず
出て行きたくて仕方なかった
死んでしまいたかったことが何度もある
あまりにも苦しく逃げ出したくて
片道140㎞以上ある彼女の家に突然遊びに行ったこともある
彼女はもう忘れているだろうけれど


結婚した私は安定した生活を手に入れたけれど
これが正解だったとは思えません
自分が選択したことなので
自分の決断に責任は持ちますが


夫の幸せの基準は私とは違う
今、幸せか?と少し前に聞いたことがる
「病気でもないし、今、痛いとこないし、幸せかな」
私はそうんなふうには考えられない
私からしたら、恵まれて育った人は違う



内館牧子 『今度生まれたら』
読み終わりました
夫に不満を持ちつつも結局夫でいいという結末でした

×

非ログインユーザーとして返信する