佐渡旅2

おかずは何かなと昨日の夜から二人で予想
「明日の朝は鮭だよね~」
「もずく出そう」
「目玉焼き?」
「漬物はあるよね」
「えご、ありそう」


卵焼き
きんぴらごぼう
アラメの煮物
塩鯖
えご
岩もずくの味噌汁
漬物


朝食は一階の広間まで下りていくのだけれど
むかっている途中で
友達が「塩鯖の匂いがする」と言った
当たり!


この宿
外観も昔風で
中はもっと古く
大丈夫か?と心細くなるような建物なのだけれど
掃除は行き届いていているし
お食事はどれも美味しく完食だ
何より、女将さんがいい
細やかな気配りで安心できる
レビュー通りだ


この宿に決めたのは
自分の行きたい観光スポットに行くのに動きやすかったから
北沢浮遊選鉱場跡には徒歩5分
お酒を飲んでも散歩がてらライトアップを見に行ける
目の前は海
天気が良ければ夕陽だってきれいに見える


宿泊客は私達だけ
貸し切り状態で気楽
建物が古いだけで気持ち良く利用できた


7時にご飯をお願いしていて8時前にはチェックアウト
私も友達も行動は早い



今日の行程は
尖閣湾揚島遊園から


海中透視船に乗った
透視船というからには海の魚を見るのがメインかと思いきや
船内からウミネコに餌をあげる方がメイン?

ウミネコも自分からやってくる


この後
車のナビがうまく機能しなくなるトラブルに見舞われた
次の目的地がなかなか見つけられない


どうにか着いた!
弁慶のはさみ岩

昨日、宿の到着が早かったら
夕陽をバックに撮りたかった場所


この頃、雨が降り出して空が霞んできた


道遊の割戸

金の採掘で掘り進めた結果
山がパカンと割れたようなこんな形に
佐渡金山を代表するスポットだ



旧相川拘置支所

小さな扉から入場
ここは無人で自由に見学できる


一番奥の独居房は女性や少年が入れられることが多かった
他の部屋にはトイレの配慮がないが
この9号室だけは便器の周りに衝立がある



佐和田海水浴場

海をバックにした標識
くっきりとした青空が出なくて残念だったけれど
これでも十分!


あめやの桟橋

なんてことのない桟橋なのだけれど
このシンプルさがいい



お昼は
地元で人気の廻転寿司

新潟市にも支店があるけれどいつも行列の大人気のお店だ
今回、本店の佐渡で初めて利用することにした
11時を過ぎての入店、さすがに待たされたが予想より早く席に通された



小木民俗博物館

大きな船は内部も見学できる


棟続きで昔の小学校と繋がっている
旧校舎を利用したこちらの方では
教室をテーマごとに分類した展示
昔の懐かしい道具の数々を見ることができる

この長廊下、懐かしくないですか?
床張り廊下ではなくなっているが
廊下の窓、木枠が良い感じ


なみ硝子が歴史を物語る

その昔、この学校のガラスが盗難にあったそう
防止の為にガラスにには宿根木小学校の〝宿〟の文字が
ほとんどの硝子一枚一枚に生徒によって彫られている


ノスタルジックな雰囲気がたまらない



私が今日楽しみにしていたスポットは
宿根木の街並みだ

海に近いこの集落は路地が細く
屋根は木羽葺きが特徴的だ


実際に住んでいる、生活感が路地からもうかがい知れる

夏休みとはこういうもの


公開民家を見学

玄関先にあった石は舟形
清九郎は先程見学した大きい船を2隻も所有し
宿根木で一番財を成した家
家の材料にはケヤキなど贅沢なものが使われ
財力の水準は相当なもの


何度も塗り重ねられた柿渋の床は当時のまま


手壁高くにある障子戸は滑車で開閉

今ならロールカーテンといったところ


清九郎の斜め前は旧郵便局

大正10年の電信・電話の開始を記念して建てられた洋風建築



かつての船大工の家


路地の脇には川が流れ
この先は三角家


 三角家

かつて吉永小百合がJR東日本のCMで立っていた場所がここ
敷地に合わせて三角形に建てられている


三角型の建物の中は不思議な間取りに



軒下看板が素敵な 伊三郎


宿根木の風情ある街並み
大好きな場所になった
またいつか絶対に訪れたい



旅の最後
矢島・経島でたら舟に乗った

他のお客さんは実際に自分で漕がせてもらっているのに
私達が乗ったたらいは漕がせてもらえず
このおばあさん、ぶっきらぼうで愛想無し
最後の最後でこんな目に遭うとは、、、


借りたレンタカー
今日の午前はナビ不良が起こり
目的地にすんなり行けなくてタイムロスもあった
それでも予定していたポイントは全て観光できた
何より無事に帰って来れたのが一番


一日半の佐渡旅行
友達は帰りのフェリーで佐渡の方ばかり見ていた
帰宅後のメールには寂しくて切なくなっちゃったと
私も楽しみが終わって寂しい
二人ともそう思えたのは楽しい旅だったから


思い出の旅がまたひとつ増えた

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